今回は、UNISON SQUARE GARDENのCatch up, latencyのギター演奏・ポイントを解説します。曲の流れに沿って、一緒に練習していきましょう。
曲の基本情報
曲の練習を始める前に、基本情報をおさらいしましょう。
- BPM: 187
- Key: F#
- Capo: なし
- 難易度: 上級者向け
- 収録アルバム: Patrick Vegee (8th Album)
【本編】Catch up, latency ギター解説
当サイトでは、著作権の都合上TABを直接掲載することができないため、スコア販売サイトPiascoreにてTABを販売する形でご提供しています。
本ページとTABを突き合わせながらご覧ください。
※なお、著作権について詳しくはこちらをご参照ください。
※特殊な押さえ方・使い方のコードが数多く登場しますので、そうしたコードには赤マーカーをしています。
イントロ
イントロは、アルペジオからのオクターブ奏法となります。
※詳細はTABをご参照ください。
アルペジオの部分で、3小節目の最後は裏拍で入るシンコペーションとなっていますので、タイミングに要注意です。
また、オクターブの部分はスライドを多用しますので、左手をスムーズに横移動させましょう。
※シンコペーションの具体例はこちらをご参照ください。(動画本編 2:22 あたり)
1番
Aメロ
Aメロは、イントロと似たアルペジオから始まり、その後コード弾きとなります。
(※アルペジオ)
B♭m7 (6x666x) → D#m7 (x68676)
G#m7 (4x444x) → F#sus4 (244422) → C# (x4666x)
F# (244322) → F#7 on E (042322) → D#m7 (x68676) → GM7 (3×4432)
B♭m7 (6x666x) → D#m7 (x68676)
G#m7 (4x444x) → C#9 (x4344x) → F# (244322) → Cm7-5 (x3434x)
※簡易TABは「6弦→1弦」の順番で記載。
なお、アルペジオは下記の通りで、イントロと少しだけタイミング異なります(特に4小節目)。
※詳細はTABをご参照ください。
Bメロ:前半
Bメロ前半のコード進行は下記の通りです。
右手でしっかりミュートをし、音が間延びしないようにしましょう。
BM7 (7x887x) → Dm on C# (9x887x) →D#m7 (x68676) → D#m7 on B♭ (668676)
G#m7 (4x444x) → C#9 (x4344x) →F# (244322) → C#m7 (xx999x)
B (x2444x) → B on C# (x4444x) → B♭m7 (6x666x) → D#m7 (x68676)
G#m7 (4x444x) → C#9 (x4344x) →F# (244322)
※簡易TABは「6弦→1弦」の順番で記載。
なお、最後は下記のようにアルペジオとなります。
※詳細はTABをご参照ください。
Bメロ:後半
Bメロの後半のコード進行は下記の通りです。
G#m7 (4x444x) → C#7 (x46464) → Ddim7 (x56464) → D#m7 (x68676)
E (022100) → G#m7 (4x444x) → BM7 (xx4446) → C# (x4666x)
※簡易TABは「6弦→1弦」の順番で記載。
サビ:前半
サビの前半のコード進行は下記の通りです。
B (x2444x) → B on C# (x4444x) → B♭m7 (6x666x) → D#m7 (x68676)
D#m on G# (4x434x) → B♭7(#5) (6x677x) → D#m7 (x68676)
C#m7 (x46454) → F# (244322)
G#m7 (4x444x) → C#9 (x4344x) → D#m7 (x68676) → G# (466544)
※簡易TABは「6弦→1弦」の順番で記載。
サビ:後半
サビの後半は、1番と2番で長さが異なります。
1番はこの後の間奏や2番に向けて長めの尺となっています。
G#m (466444) → C#7 (x46464) → Ddim7 (x56464) → D#m7 (x68676)
G#m (466444) → C#7 (x46464) → D#m7 (x68676)
G#m (466444) → C#7 (x46464) → Ddim7 (x56464) → D#m7 (x68676)
G#m (466444) → C#7 (x46464) → GM7 (3×4432) → E (022100)
F# (244322) → B (x2444x) → Ddim7 (x56464) → D#m7 (x68676)
G#m (466444) → F# (244322) → Badd9 (x24422) → Bm7 (x24232)
※簡易TABは「6弦→1弦」の順番で記載。
間奏:1番サビ後
1番サビ後の間奏は、イントロのオクターブリフと似たような演奏をします。
※詳細はTABをご参照ください。
なお、最後の部分は3連符となります。左手のポジションをとても間違えやすいので、十分練習をして暗記しておきましょう。
2番
Aメロ
2番は、1番の後半と同じコード進行です。
なおライブでは、一番最初のコード F# (244322) は弾かず、間奏のオクターブを続けて演奏します。
(※間奏最後のオクターブ) → F#7 on E (042322) → D#m7 (x68676) → GM7 (3×4432)
B♭m7 (6x666x) → D#m7 (x68676)
G#m7 (4x444x) → C#9 (x4344x) → F# (244322) → Cm7-5 (x3434x)
※簡易TABは「6弦→1弦」の順番で記載。
Bメロ
1番と同様の進行です。
サビ:前半
1番と同様です。
サビ:後半
2番はこの後のギターソロに向けて尺が短くなっています。
G#m (466444) → C#7 (x46464) → Ddim7 (x56464) → D#m7 (x68676)
G#m (466444) → F# (244322) → Badd9 (x24422) → Bm7 (x24232)
※簡易TABは「6弦→1弦」の順番で記載。
間奏:2番サビ後
①オクターブ
最初のオクターブの部分は16分音符で、右手をとにかく高速で動かします。
手首のスナップを活かして、右手の力を抜いて小さく上下させることで対応しましょう!
※詳細はTABをご参照ください。
②単音弾き・変拍子
続いて、単音弾きの部分は途中に7拍子や3拍子が紛れ込んでいます。
コツとしては、3音ずつの塊でとらえるとどこを弾いているか把握しやすいです。
※詳細はTABをご参照ください。
なお、最後のフレーズは3連符となります。休符でしっかりミュートできるようにしましょう。
③クリーンのコード弾き
引き続き、クリーンのコード弾きパートです。
②のパート以上に拍子が特殊ですので、メトロノームやドラムをよく聞いてテンポを見失わないようにしましょう。
※詳細はTABをご参照ください。
④ギターソロ
最後にギターソロパートです。
とにかく左手のフレット移動が多いですので、スライドを上手に活用しつつポジションを間違えないように十分注意しましょう。
また、後半では高速カッティングもありますので、しっかりミュートしつつ軽快に弾けるように右手の脱力を意識しましょう。
※詳細はTABをご参照ください。
3番
Bメロ
ギターソロ後のBメロでは、パワーコードのブリッジミュートから始まります。
B (x24xxx) → C# (x46xxx) → D#m7 (x68xxx) → B♭m7 (68xxxx)
G#m7 (46xxxx) → C# (x46xxx) →F# (24xxxx) → F#7 on E (042322)
B (x2444x) → B on C# (x4444x) → B♭m7 (6x666x) → D#m7 (x68676)
E (022100) → G#m7 (4x444x) → BM7 (xx4446) → C# (x4666x)
※簡易TABは「6弦→1弦」の順番で記載。
ラスサビ:前半
これまでのサビの前半と同様です。
ラスサビ:後半
ラスサビの後半は、1番と概ね同様です。
なお、最後に4小節分追加されていますので、忘れず演奏するようにしましょう。
G#m (466444) → C#7 (x46464) → Ddim7 (x56464) → D#m7 (x68676)
G#m (466444) → C#7 (x46464) → D#m7 (x68676)
G#m (466444) → C#7 (x46464) → Ddim7 (x56464) → D#m7 (x68676)
G#m (466444) → C#7 (x46464) → GM7 (3×4432) → E (022100)
F# (244322) → B (x2444x) → Ddim7 (x56464) → D#m7 (x68676)
G#m (466444) → F# (244322) → Badd9 (x24422) → Bm7 (x24232)
B♭m7 (x13121) → Fdim7 (x89797) → D#7 (x68686)
G#m (466444) → F# (244322) → Badd9 (x24422) → Bm7 (x24232)
※簡易TABは「6弦→1弦」の順番で記載。
アウトロ
アウトロは、イントロと似たようなオクターブソロとなります。
終盤はハイポジションのオクターブを左右行ったり来たりしますので、押さえるフレットを間違えないようにしましょう。
※詳細はTABをご参照ください。
※エンディングのTABは、テンポを厳密に再現していませんのであくまで参考程度にご覧ください。
まとめ
Catch up, latencyの解説は以上となります。
コードチェンジが非常に速いうえに、アルペジオ・オクターブ・カッティング・変拍子などなどあらゆるテクニックが詰め込まれており、ユニゾンの中で最難関クラスの曲です。
中級者以上の方であれば、一つひとつのパートを切り分けて丁寧に理解することでなんとかマスターできると思いますので、是非スキルアップのためにも挑戦してみてください!
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