今回は、UNISON SQUARE GARDENのMiss. サンディのギター演奏・ポイントを解説します。曲の流れに沿って、一緒に練習していきましょう。
曲の基本情報
曲の練習を始める前に、基本情報をおさらいしましょう。
- BPM: 134
- Key: F(ラスサビ以降は F#)
- Capo: なし
- 難易度: 中級者向け
- 収録アルバム: CIDER ROAD (4th Album)
【本編】Miss. サンディ (Live ver.) ギター解説
当サイトでは、著作権の都合上TABを直接掲載することができないため、スコア販売サイトPiascoreにてTABを販売する形でご提供しています。
各パートごとにTABのどこを参照すればよいか記載しておりますので、本ページとTABを突き合わせながらご覧ください。(小節左上の数字を記載しています。)
※なお、著作権について詳しくはこちらをご参照ください。
ライブ版イントロ
ライブではCD音源にはないセッションが追加されています。
チョーキングやダブルストップ奏法が中心のリフです。フレットの幅が狭いハイフレットでの演奏となるため、押弦ミスに十分注意しましょう。
※TAB:小節 No.1~21 をご参照ください。
イントロ
イントロは2~3弦のダブルストップ奏法 → オクターブの順に演奏します。
オクターブの部分は1音1音しっかり音を切るようにしましょう。また残響感を出すためにリバーブやショートディレイを活用すると本家に近い音になると思います。
※TAB:小節 No.22~36 をご参照ください。
なお、オクターブについては、CIDER ROAD tour 2013では5弦ルート中心で、それ以外では4弦ルートのみで演奏しています(TABは4弦ルートで記載しています)。
ローフレットで指を開くのが苦手な人は5弦ルート、フレットの幅が狭いハイフレットが苦手な人は4弦ルートで弾くといった感じで各自で選んで演奏するとコピーしやすいと思います。
1番
Aメロ
Aメロは、後半から1~2弦のダブルストップ奏法を演奏します。
弾き終わった後にローフレットに向かってスライドするなど、音がブツ切れにならないようにニュアンスを取り入れましょう。
※TAB:小節 No.37~52 をご参照ください。
なお、Bメロ直前のアルペジオは、CD音源だとF (xxx 14 13 13) ですが、ライブだとDm (xxx 14 15 13) に置き換わっています。 おそらく次のアルペジオがDmなので、同じポジションで弾きやすいようにアレンジしているためかと思いますが、お好きな方を演奏してください。
Bメロ
Bメロの前半は1~3弦のアルペジオとなります。
指を開くフォームとなりますので、指を開くストレッチをする(もしくは2~4弦で代用する)ようにしましょう。また右手の弦を弾く順番にも要注意です。
※TAB:小節 No.53~56 をご参照ください。
後半はブリッジミュートを交えたコード弾き → 1~2弦のダブルストップ奏法となります。
特にダブルストップ奏法の部分は16分のストロークですので、右手をしなやかに振りぬけるようにしましょう。
※TAB:小節 No.57~61 をご参照ください。
サビ
サビのコード進行は下記の通りです。
F (133211) → C (x32010) → B♭ (x13331) → A (x02220) → Dm (xx0231)
Bdim7 (x23131) → C (x32010)
(※ここまでもう一度繰り返し)
B♭ (x13331) → Am (x02210) → Gm7 (3x333x) → C (x32010) (×2)
※簡易TABは「6弦→1弦」の順番で記載。
間奏:1番サビ後
イントロのオクターブと同様です。
※TAB:小節 No.63~70 をご参照ください。
2番
Aメロ
前半はブリッジミュートを演奏します。
直前の間奏で使ったリバーブやディレイの残響が残らないような設定(スイッチを踏みかえたら音がエフェクトがしっかり切れる設定)にしましょう。
そして、一番最後に1~2弦のチョーキングを演奏します。
※TAB:小節 No.71~78 をご参照ください。
後半は、1~2弦のダブルストップ奏法です。カッティングとなりますので、余弦ミュートや右手で強弱をつけるなどキレのある演奏を心がけましょう。
※TAB:小節 No.79~86 をご参照ください。
Bメロ
1番と同様です。
※TAB:小節 No.87~95 をご参照ください。
サビ
1番と概ね同様です。なお、Cメロへつなげるため最後の4小節はカットされています。
F (133211) → C (x32010) → B♭ (x13331) → A (x02220) → Dm (xx0231)
Bdim7 (x23131) → C (x32010)
(※ここまでもう一度繰り返し)
※簡易TABは「6弦→1弦」の順番で記載。
Cメロ
前半はコード弾きと1~2弦のダブルストップ奏法を行ったり来たりします。
ダブルストップ奏法の部分はBメロと同様に16分のストロークです。また、ローフレットとハイフレットを行き来するので、フレットミスに注意しましょう。
※TAB:小節 No.97~104 をご参照ください。
後半はコード弾きです。最初の部分は音の間隔が付点8分のテンポとなっています。
※TAB:小節 No.105~108 をご参照ください。
【付点8分】
付点8分音符とは、16分音符3個分の長さの音符を指します。長さとしては4分音符と8分音符の中間となります。
なお「付点8分ディレイ」とは、この付点8分音符の長さで音が鳴るように設定したディレイのことを指します。
※付点8分ディレイについて詳しくはこちらの動画をご参照ください。
ギターソロ
ギターソロはダブルストップ奏法やオクターブを中心としたリフとなります。
これまでのパートで演奏したフレーズの応用となりますので、これまでと同じ点に気を付けながら演奏しましょう。
※TAB:小節 No.109~120 をご参照ください。
3番
落ちサビ
落ちサビは、セーハのみのコードフォームとなります。
B♭ (x13331) → C (x35553) → C#dim (x45653) → Dm (xx0231)
Gm (355333) → Am (577555) → B♭ (688766)
※簡易TABは「6弦→1弦」の順番で記載。
ラスサビ (Key: F#)
ラスサビから Key: F# に転調します(+1)。
コード進行自体はこれまでのサビと同様(基本的にはフレットが1個ずれただけ)です。
F# (244322) → C# (x46664) → B (x24442) → B♭ (x13331) → D#m (x68876)
Cdim7 (x34242) → C# (x46664)
(※ここまでもう一度繰り返し)
B (x24442) → B♭m (x13321) → G#m (466444) → C# (x46664) (×3)
※簡易TABは「6弦→1弦」の順番で記載。
アウトロ (Key: F#)
アウトロは、イントロ後半のオクターブと同様(1フレットポジションがずれているだけ)です。
この部分はボーカルもあるため、ギタボの方はタイミング調整に注意しましょう。
※TAB:小節 No.122~139 をご参照ください。
まとめ
Miss. サンディの解説は以上となります。
ストロークやカッティング、アルペジオなどなど、右手の基礎力やリズム感が試される曲ですので、基礎力を上げたい方におすすめの曲です。
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