今回は、UNISON SQUARE GARDENの流星のスコールのギター演奏・ポイントを解説します。曲の流れに沿って、一緒に練習していきましょう。
曲の基本情報
曲の練習を始める前に、基本情報をおさらいしましょう。
- BPM: 140
- Key: E
- Capo: なし
- 難易度: 中級者~上級者向け
- 収録アルバム: CIDER ROAD (4th Album)
【本編】流星のスコール ギター解説
当サイトでは、著作権の都合上TABを直接掲載することができないため、スコア販売サイトPiascoreにてTABを販売する形でご提供しています。
各パートごとにTABのどこを参照すればよいか記載しておりますので、本ページとTABを突き合わせながらご覧ください。(小節左上の数字を記載しています。)
※なお、著作権について詳しくはこちらをご参照ください。
イントロ
イントロは下記の進行を繰り返します。
よくある4-1-5-6進行ですが、1~2弦開放弦にすることで煌びやかな印象にしています。
Aadd9 (577600) → E (x7x990) → Badd11 (799800) → C#m7 (9×9900)
※簡易TABは「6弦→1弦」の順番で記載。
ストロークパターンや単音部分についてはTABをご参照ください。
※詳細はTABをご参照ください。
付点8分ディレイを活用して非常に幻想的な音にしています。音数が多いのですが、実際に弾くフレーズはさほど難しくありません。
ただし、ミュートをしっかり行わないとディレイのせいで余計な音がすべて残ってしまいますので注意しましょう。
【付点8分】
付点8分音符とは、16分音符3個分の長さの音符を指します。長さとしては4分音符と8分音符の中間となります。
なお「付点8分ディレイ」とは、この付点8分音符の長さで音が鳴るように設定したディレイのことを指します。
※付点8分ディレイについて詳しくはこちらの動画をご参照ください。
※ちなみに、正しくエフェクトを設定してこのフレーズを弾くとこんなイメージになります。
1番
Aメロ
1番のAメロはブリッジミュートがメインとなります。コード進行は下記の通りです。
Aadd9 (x02200) → E (022100) → G#m (466444) → C#m7 (x46454) (×2)
※簡易TABは「6弦→1弦」の順番で記載。
最初の1小節はイントロで演奏した最後の単音の余韻をしっかり残します。
この1音を鳴らしている間にスイッチを踏みかえてスムーズにブリッジミュートへ移行します。そのためにも、スイッチをオフにしてもディレイが残る設定にしておきましょう。
※詳細はTABをご参照ください。
Bメロ
Bメロはアルペジオとなります。
6弦ルートの珍しいフォームでのアルペジオとなり、非常に押さえにくいです。音切れが発生しないように十分注意しましょう。
G#m7 (4244xx) → AM7 (5466xx) → B7 (7678xx) → C#m7 (9799xx)
G#m7 (4244xx) → AM7 (5466xx) → B7 (7678xx) → F#m7(11) (2×2200) → B7 (x21202)
※簡易TABは「6弦→1弦」の順番で記載。
※詳細はTABをご参照ください。
サビ
サビは通常のコード弾きです。途中の部分のストロークはTABをご参照ください。
E (022100) → G#m7 (4×4442) → C#m7 (x46454) → B (x24442)
Aadd9 (577600) → Badd11 (799800)
※簡易TABは「6弦→1弦」の順番で記載。
※詳細はTABをご参照ください。
間奏:1番サビ後
イントロと同様です。
なお最後のストロークはサビと同様のリズムですが、コードが異なりますので注意しましょう。
※詳細はTABをご参照ください。
2番
Aメロ
2番のAメロはブリッジミュートでアルペジオ、最後に単音リフとなります。
音作りはクリーン+付点8分ディレイとしましょう。
※詳細はTABをご参照ください。
Bメロ
Bメロはオクターブを演奏します(Aメロと地続きとなっています)。
オクターブ部分までは引き続きクリーン+付点8分ディレイとしましょう。
(※オクターブ) → F#m7(11) (2×2200) → B7 (x21202)
※簡易TABは「6弦→1弦」の順番で記載。
※詳細はTABをご参照ください。
サビ
1番と同様です。
ギターソロ
ギターソロの前半はオクターブ、後半はハイフレットの単音リフです。
イントロと同様に、ソロ用の太い音に付点8分ディレイをかけるようにしましょう。
※詳細はTABをご参照ください。
3番
Cメロ
前半はテンポが半分のコード弾きとなります。
B (x24442) → A (x02220) → G#m7 (4x444x) → Cdim7 (x34242) → C#m7 (x46454)
F#m7(11) (2×2200) → B7 (x21202) → Cdim7 (x34242) → C#m7 (x46454)
※簡易TABは「6弦→1弦」の順番で記載。
後半はブリッジミュート → コード弾き → ダブルストップ奏法(※)となります。
B (x24442) → A (x02220) → G#m7 (4x444x) → Cdim7 (x34242) → C#m7 (x46454)
F#m7(11) (2×2200) → G#m7(#5) (4×4400) → Aadd9 (x02200) → (※)
※簡易TABは「6弦→1弦」の順番で記載。
※詳細はTABをご参照ください。
落ちサビ
落ちサビの前半はこれまでのサビと同じようなコードです。
なお、途中でアルペジオが登場します。G#m7 (4×4442) をそのまま弾くわけではなく、Badd9 (xxx422) を弾くことで煌びやかな印象にしています。
E (022100) → G#m7 (4×4442) → (※アルペジオ) → C#m7 (x46454) → B (x24442)
Aadd9 (577600) → Badd11 (799800)
※簡易TABは「6弦→1弦」の順番で記載。
後半は、これまでのサビと異なるコード進行です。
C#m7 (x46454) → B (x24442) → A (x02220) → G#m7 (4×4400)
F#m7(11) (2×2200) → G#m7(#5) (4×4400) → Aadd9 (x02200) → B7 (x21202)
※簡易TABは「6弦→1弦」の順番で記載。
※詳細はTABをご参照ください。
ラスサビ
これまでのサビと同様です。
アウトロ
1番サビ後の間奏と同様ですが、尺が2倍になっています。
なお、最後の単音リフの1拍目の表はブレイクですので注意しましょう。
※詳細はTABをご参照ください。
まとめ
流星のスコールの解説は以上となります。
ディレイを使ったリフが非常に印象的なのですが、それ以上に歌いながらのアルペジオやコードストロークの難易度が高い曲です。
音作りはしっかりと準備したうえで、基本的なギターの練習・ボーカルとのすり合わせもしっかり行うようにしましょう。
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