今回は、UNISON SQUARE GARDENの放課後マリアージュのギター演奏・ポイントを解説します。曲の流れに沿って、一緒に練習していきましょう。
曲の基本情報
曲の練習を始める前に、基本情報をおさらいしましょう。
- BPM: 185
- Key: D
- Capo: なし
- 難易度: 中級者~上級者向け
- 収録アルバム: アルバム未収録
【本編】放課後マリアージュ ギター解説
※本解説では、fiesta in chaos tourの演奏を参考にしています。ライブごとにコードの押さえ方が違う可能性がありますので、あくまで一例としてご確認ください。
当サイトでは、著作権の都合上TABを直接掲載することができないため、スコア販売サイトPiascoreにてTABを販売する形でご提供しています。
本ページとTABを突き合わせながらご覧ください。
※なお、著作権について詳しくはこちらをご参照ください。
イントロ
イントロは1~3弦の単音フレーズです。一部アルペジオ的な弾き方をします。
※詳細はTABをご参照ください。
なお、この曲の単音部分ではすべてオートワウのエフェクターをかけるようにしましょう。
1番
Aメロ
Aメロは、下記のコード進行を2回繰り返します。
本パートはコードチェンジが非常に速いですので、テンポに置いて行かれないように注意しましょう。
Bm7 (x24232) → E (022100) → C#m7 (x46454) → F#m (244222) (×2)
D#m7-5 (x6767x) → DM7 (x57675) → C#m7 (x46454) → Cm7 (x35343)
Bm7 (x24232) → B♭M7 (x13231) → A (x02220)
※簡易TABは「6弦→1弦」の順番で記載。
なお、ストロークパターンは下記のTABをご参照ください。
※詳細はTABをご参照ください。
AメロとBメロの繋ぎについて
この曲はAメロとBメロの境目がすごくわかりづらいので、1番・2番ともに丁寧に解説していきます。
1番の繋ぎについて、下記のポイントをご覧ください。
- Aメロの1周目は8小節だが、2周目は7小節で尺が違う(1小節足りない)
- Aメロの最後の A (x02220) は、7小節目の4拍目で4分のテンポで鳴らす
- その後、そのまま同じテンポで、Bメロの A (x02220) も4分で「ジャーンジャーンジャーンジャーン」と鳴らす
※つまり、4分の A (x02220) は全部で5回鳴る
文章だけだとわかりづらいので、下記のTABも併せてご覧ください。
※詳細はTABをご参照ください。
Bメロ
上述の難しいパートチェンジと経て、Bメロへと突入します。
赤マーカー部分は4分のテンポで「ジャーンジャーンジャーンジャーン」と鳴らします。
A (x02220) → AM7(9) (x02100) → F#m7 (2×2200) → F (1x321x)
C#m7 (x46454) → F#m (244222) → Dadd9 (xx0230) → E (022100)
A (x02220) → AM7(9) (x02100) → F#m7 (2×2200) → F (1x321x)
C#m7 (x46454) → F#m (244222) → Dadd9 (xx0230) → E (022100) → C#7 (x43404)
※簡易TABは「6弦→1弦」の順番で記載。
サビ
サビのコード進行は下記の通りです。
ユニゾンにしては珍しくシンコペーションが少なめで、表拍でのコードチェンジが中心です。
<前半>
D (x5777x) → E (x7999x) → C#m (9 11 11 9 9 9) → F#m (x 9 11 11 10 9)
Bm (799777) → C# (9 11 11 10 9 9)
F#m7 (x 9 11 9 10 9) → Fm7 (x 8 10 8 9 8) → Em7 (x79787) → D#m7-5 (x6767x)
D (x5777x) → E (x7999x) → C#m (9 11 11 9 9 9) → F#m (x 9 11 11 10 9)
Bm (799777) → E (x7999x)
A (577655) → G (355433) → F#m (244222)
※簡易TABは「6弦→1弦」の順番で記載。
※赤マーカー部分はシンコペーション。
<後半>
D (x5777x) → E (x7999x) → C#m (9 11 11 9 9 9) → F#m (x 9 11 11 10 9)
Bm (799777) → C# (9 11 11 10 9 9)
F#m7 (x 9 11 9 10 9) → Fm7 (x 8 10 8 9 8) → Em7 (x79787) → D#m7-5 (x6767x)
D (x5777x → E (x7999x) → C#m (9 11 11 9 9 9) → F#m (x 9 11 11 10 9)
Bm (799777) → E (x7999x) → Dm7 (x57565)
※簡易TABは「6弦→1弦」の順番で記載。
※赤マーカー部分はシンコペーション。
※シンコペーションの具体例はこちらをご参照ください。(動画本編 2:22 あたり)
間奏
その後の間奏は1~3弦の単音フレーズです。後半の部分がイントロと異なります。
なお、最後の1音はビブラートかけるとなおよいです。
※詳細はTABをご参照ください。
2番
Aメロ
2番のAメロは、1番と同じ下記のコード進行を2回繰り返します。
なお、2周目は通常の8分のコードストロークをジャカジャカ鳴らします。
Bm7 (x24232) → E (022100) → C#m7 (x46454) → F#m (244222) (×2)
D#m7-5 (x6767x) → DM7 (x57675) → C#m7 (x46454) → Cm7 (x35343)
Bm7 (x24232) → B♭M7 (x13231) → A (x02220)
※簡易TABは「6弦→1弦」の順番で記載。
AメロとBメロの繋ぎについて
2番の繋ぎは1番よりもさらに難解なものとなっています。下記のポイントをご参照ください。
- Aメロは1周目が8小節、2周目が7小節で尺が違う(1小節足りない)
- Aメロの最後の A (x02220) が7小節目の4拍目で、4分のテンポで鳴らす
(ここまで1番と同じ)
- その後引き続き A (x02220) 1拍伸ばしたのちに、ドラムの「ドンッ」でブレイクし、Bメロへ突入。Bメロの冒頭の小節の最初2拍分をAメロが食ってるイメージ。
- Bメロ冒頭の A (x02220) は4分のテンポで2回鳴らした後、 AM7(9) (x02100) にコードチェンジ。以降は4回ずつ鳴らす。
- 変拍子が入ったように聞こえるが、実はずっと4拍子のテンポが続いている。※詳細はTAB参照。
ここも文章だけだとわかりづらいので、下記のTABも併せてご覧ください。
※詳細はTABをご参照ください。
Bメロ
上述の難しい繋ぎからBメロへ突入します。以降の部分は1番と同じです。
サビ
2番のサビは概ね1番と同様です。
なお、後半の締め方が1番と異なり、最後の E (x7999x) からそのままCメロへ突入します。
<後半>
D (x5777x) → E (x7999x) → C#m (9 11 11 9 9 9) → F#m (x 9 11 11 10 9)
Bm (799777) → C# (9 11 11 10 9 9)
F#m7 (x 9 11 9 10 9) → Fm7 (x 8 10 8 9 8) → Em7 (x79787) → D#m7-5 (x6767x)
D (x5777x) → E (x7999x) → C#m (9 11 11 9 9 9) → F#m (x 9 11 11 10 9)
Bm (799777) → E (x7999x)
※簡易TABは「6弦→1弦」の順番で記載。
※赤マーカー部分はシンコペーション。
Cメロ
Cメロのコード進行は下記の通りです。
D (x5777x) → E (x7999x) → C#m (9 11 11 9 9 9) → Cm (8 10 10 8 8 8)
Bm (799777) → E (x7999x)
(※単音弾き) → G#dim7 (4x343x) → A (x02220)
※簡易TABは「6弦→1弦」の順番で記載。
※赤マーカー部分はシンコペーション。
なお、単音弾き部分のTABは下記の通りです。オートワウは単音弾き後の2コードもかけっぱなしで大丈夫です。
※詳細はTABをご参照ください。
3番
落ちサビ
落ちサビは概ねこれまでのサビと同じコード進行です。
D (x5777x) → E (x7999x) → C#m (9 11 11 9 9 9) → F#m (x 9 11 11 10 9)
Bm (799777) → C# (9 11 11 10 9 9)
F#m7 (x 9 11 9 10 9) → Fm7 (x 8 10 8 9 8) → Em7 (x79787) → D#m7-5 (x6767x)
D (x5777x) → E (x7999x) → C#m (9 11 11 9 9 9) → F#m (x 9 11 11 10 9)
Bm (799777) → E (x7999x) → A (577655)
※簡易TABは「6弦→1弦」の順番で記載。
※赤マーカー部分はシンコペーション。
ラスサビ
ラスサビは、1番サビと全く同じ進行の後に下記の進行が追加されます。
E (x7999x) → Fdim (x 8 9 10 9 7) → F#m (x 9 11 11 10 9) → D#m7-5 (x6767x)
Bm (799777) → E (x7999x) → Dm7 (x57565)
※簡易TABは「6弦→1弦」の順番で記載。
※赤マーカー部分はシンコペーション。
アウトロ
アウトロは1番と2番の間奏と同じようなリフを演奏します。
なお、最後はリフが延長されています。テンポの取り方や締め方が非常に難しいですので、今自分がどこを弾いているのかTABや原曲をしっかり確認しながら練習しましょう。
※詳細はTABをご参照ください。
まとめ
放課後マリアージュの解説は以上となります。
ギターソロは無いのですが、曲全体を通してリズムを取る難易度が非常に高いですので、ある程度ギターになれた方のリズムトレーニングに最適です。
特にバンドで合わせる際は周囲のパートとタイミングがそろっていることがとても重要となりますので、しっかり意識して練習しましょう。
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