今回は、UNISON SQUARE GARDENのプロトラクト・カウントダウンのギター演奏・ポイントを解説します。曲の流れに沿って、一緒に練習していきましょう。
曲の基本情報
曲の練習を始める前に、基本情報をおさらいしましょう。
- BPM: 190
- Key: Em
- Capo: なし
- 難易度: 中級者~上級者向け
- 収録アルバム: Populus Populus (3rd Album)
【本編】プロトラクト・カウントダウン ギター解説
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イントロ
イントロはチョーキングとオクターブを活用したフレーズです。TABは以下の通りです。
※詳細はTABをご参照ください。
ポイントとしては、チョーキングの部分も含めて右手は8分のテンポで常に上下にストロークすることです。チョーキングの部分の弦の弾き分けは厳密にやろうとせず、ざっくり右手の位置を意識して弾いてOKです。
また、裏拍でのフレーズチェンジ(シンコペーション)を多用しますので、リズムに注意しましょう。
なお、No.20の休符部分はスクラッチを行います。
1番
Aメロ
1番の冒頭は、スクラッチをした後すぐコード弾きに移ります(イントロのTABの最後をご参照ください)。コード進行は下記の通りです。
Cadd9 (x32030) → Dadd9 (xx0230) → Em (022000)
Cadd9 (x32030) → Dadd9 (xx0230)
※簡易TABは「6弦→1弦」の順番で記載。
Aメロの後半は下記のような特殊な和音です。1~2弦を押さえて離してを8分のテンポで繰り返します。
※詳細はTABをご参照ください。
Bメロ
Bメロのコード進行は下記の通りです。
Am (x02210) → Bm7 (x20230) → Em (022000) (×3)
Am (x02210) → Bm7 (x20230) → Cadd9 (x32030) → Dadd9 (xx0230)
Em (022000) → (※)
※簡易TABは「6弦→1弦」の順番で記載。
なお、最後の(※)の部分は下記のような単音弾きとなります。
※詳細はTABをご参照ください。
ポイントとしては、直前の Em (022000) で4弦を押さえてる薬指をそのまま14フレットにずらすイメージで横移動させましょう。
サビ
サビのコード進行は下記の通りです。1弦はずっと開放弦にします。
Cadd9 (x32030) → Dadd9 (xx0230)
Em (022000) → Dadd9 (xx0230) → G6 (320030)
(※3回繰り返し)
Cadd9 (x32030) → Dadd9 (xx0230) → Em (022000 → 020000 → 022000)
※簡易TABは「6弦→1弦」の順番で記載。
なお、最後のEmについては4弦を押さえたり離したりします。リズムパターンは下記のTABをご参照ください。
※詳細はTABをご参照ください。
間奏①
1番サビ後の間奏は、イントロの一部と似た演奏をします。TABは下記の通りです。
なお、最後は3/4小節で3連符を演奏しますので、リズムに注意しましょう。
※詳細はTABをご参照ください。
2番
Aメロ
2番Aメロは下記のようなアルペジオです。
3音ずつの塊になっており、リズムを取るのが非常に難しいです。リズムキープのためにも必ずオルタネイトピッキングをしましょう。
後半の和音は1番と同様です。
※詳細はTABをご参照ください。
Bメロ
1番と同様です。
サビ
1番と同様です。
なお、2番も最後のEmについては4弦を押さえたり離したりします。リズムパターンは下記のTABをご参照ください。(※1番は次のパートがシンコペーションで始まりますが、今回は表拍から始まります。)
※詳細はTABをご参照ください。
間奏②
2番サビ後の間奏では、3拍子となります。
前半:コード弾き
前半のコード進行は下記の通りです。
Am (x02210) → Bm7 (x20230) → Em (022000)
Cadd9 (x32030) → Dadd9 (xx0230) → B7 (x21202)
Cadd9 (x32030) → D#dim (xx1212) → Em (022000)
Am (x02210) → Bm7 (x20230) → Em (022000) (※1回目のみ)
※簡易TABは「6弦→1弦」の順番で記載。
3つ目のコードがキメとなりますので、右手でしっかり音を止めるようにしましょう。リズムパターンは下記のTABを参照ください。
※詳細はTABをご参照ください。
後半:ギターソロ
後半から本格的なギターソロとなります。TABは下記の通りです。
左手での高速スライドを多用しますので、ポジションミスに気を付けましょう。
また、最後の2小節のみ 4/4拍子(通常のテンポ)に戻りますので、テンポに注意しましょう。
※詳細はTABをご参照ください。
3番
Bメロ
ギターソロ後のBメロは、間奏の前半と概ね同じコード進行です。
Am (x02210) → Bm7 (x20230) → Em (022000)
Cadd9 (x32030) → Dadd9 (xx0230) → B7 (x21202)
Cadd9 (x32030) → D#dim (xx1212) → Em (022000)
Am (x02210) → Bm7 (x20230) → Cadd9 (x32030) → Dadd9 (xx0230)
E (022200 → 022100)
※簡易TABは「6弦→1弦」の順番で記載。
最後の部分はこれまでのBメロと同様ですが、一番最後だけ E (022100) に変わっています。
ラスサビ
概ねこれまでのサビと同じコード進行です。
Cadd9 (x32030) → Dadd9 (xx0230)
Em (022000) → Dadd9 (xx0230) → G6 (320030)
(※3回繰り返し)
Cadd9 (x32030) → Dadd9 (xx0230) → Em (022000 → 020000 → 022000)
Em (022000) → Cadd9 (x32030) → B7 (x21202) → Em (022000)
※簡易TABは「6弦→1弦」の順番で記載。
アウトロ
アウトロは概ねイントロと同様のフレーズです。TABは下記の通りです。
最後のみチョーキングと和音に変更となっていますので、注意しましょう。
※詳細はTABをご参照ください。
まとめ
プロトラクト・カウントダウンの解説は以上となります。
変拍子やシンコペーションを多用するためリズムを取るのが難しいうえ、コードと単音の切り替えも何度が高いです。一通りのテクニックを身に着けた後に応用編として挑戦してみてください。
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