今回は、UNISON SQUARE GARDENのDizzy Tricksterのギター演奏・ポイントを解説します。曲の流れに沿って、一緒に練習していきましょう。
曲の基本情報
曲の練習を始める前に、基本情報をおさらいしましょう。
- BPM: 196
- Key: D or F (パートによって異なります)
- Capo: なし
- 難易度: 中級者~上級者向け
- 収録アルバム: MODE MOOD MODE (7th Album)
【本編】Dizzy Trickster ギター解説
当サイトでは、著作権の都合上TABを直接掲載することができないため、スコア販売サイトPiascoreにてTABを販売する形でご提供しています。
各パートごとにTABのどこを参照すればよいか記載しておりますので、本ページとTABを突き合わせながらご覧ください。(小節左上の数字を記載しています。)
※なお、著作権について詳しくはこちらをご参照ください。
※本解説ではMODE MOOD MODE Tourの映像を参考にしています。Patrick Vegee Tourの弾き方はちょいちょい違うところがあります。ご了承ください。
イントロ(Key: D)
イントロのコード進行は下記の通りです。
ユニゾンの曲であまり登場しない F6 (1x323x) というコードを使用します。
D (xx0232) → F6 (1x323x) → G (3×0033) → G on A (5×543x → 5×545x)
※簡易TABは「6弦→1弦」の順番で記載。
前半
前半の最後は2~3弦の5フレットをチョーキングします。詳細はTABをご参照ください。
後半
後半は通常のコードストロークとなります。
なお、このパートではすべてのコードチェンジを裏拍で行いますので、タイミングに注意しましょう。
Aメロ(Key: D)
1番と2番で演奏が異なりますので、順に見ていきましょう。
1番
1番は通常のコードストロークです。以下のコード進行を2回繰り返します。
Dadd9 (xx0230) → Em7 (022030)
Dadd9 on F# (2×0230) → Dadd9 on G (3×0230) → G#m7-5 (4x443x)
A (x02220) → B♭dim7 (x12020) → Bm7add11 (x20230) → Cadd9 (x32030)
G (320033) → A on G (3×2220) → F# (244322) → Bm (x24432) → A (x02220)
D (xx0232) → F6 (1x323x) → G (3×0033) → G on A (5×543x → 5×545x)
※簡易TABは「6弦→1弦」の順番で記載。
前半のコード進行は、ルート音が徐々に上がっていく進行です。また、基本的に1弦はすべて開放弦で統一しています。
2番
2番の前半はアルペジオとなります。詳細はTABをご参照ください。
コード進行は概ね1番と同じですが、途中の「G#m7-5 (4x443x)」が抜けています。
Dadd9 (xx0230) → Em7 (020030)Dadd9 on F# (2×0230) → Dadd9 on G (3×0230)
A (x02220) → B♭dim7 (x12020) → Bm7add11 (x20230) → Cadd9 (x32030)
G (320033) → A on G (3×2220) → F# (244322) → Bm (x24432) → A (x02220)
D (xx0232) → F6 (1x323x) → G (3×0033) → G on A (5×543x → 5×545x)
※簡易TABは「6弦→1弦」の順番で記載。
Bメロ(Key: F)
Bメロから Key: F に転調します。左手でしっかりミュートを行うようにしましょう。
B♭ (x1333x) → C (x3555x) → F (133211) → Dm7 (x57565)
Gm (355333) → Am (577555) → B♭m (688666) → C (x3555x)
※簡易TABは「6弦→1弦」の順番で記載。
サビ(Key: F)
サビの進行は下記の通りです。
F (133211) → A (x02220) → Dm (xx0231) → D# (x6888x)
Am (x02210) → Dm (xx0231) → Gm7 (3x333x) → C (x3555x) → B♭ (x1333x)
Am (x02210) → Dm (xx0231) → Gm7 (3x333x) → B♭m7 (6x666x)
※簡易TABは「6弦→1弦」の順番で記載。
間奏①(Key: D)
1番サビ後の間奏は、イントロの後半と同様のコード進行・演奏となります。
間奏②(Key: F)
2番サビ後の間奏は、Bメロのコードの順番を変えたような演奏です。
ここでも左手でしっかりミュートを行うようにしましょう。
Dm7 (x57565) → B♭ (x1333x) → F (133211) → C (x3555x)
※簡易TABは「6弦→1弦」の順番で記載。
ギターソロ(Key: F)
ギターソロは、下記の演奏ポイントに気を付けましょう。詳細はTABをご参照ください。
- フレーズの変わり目がすべて裏拍で、リズムを間違えやすい
- 似たようなフレーズが多く、押さえるフレットを間違えやすい
- スピードが速く、右手が運指に追いつかない可能性大
Cメロ(Key: F)
ギターソロ後のCメロのコード進行は下記の通りです。
前半8小節は、左手でしっかりミュートを行うようにしましょう。
Dm7 (x57565) → B♭ (x1333x) → F (133211) → C (x3555x)(×3)
Gm (355333) → Am (577555) → B♭m (688666) → C (x3555x)
※簡易TABは「6弦→1弦」の順番で記載。
落ちサビ(Key: F)
落ちサビのコード進行は下記の通りです。サビの進行の冒頭のみを演奏します。
F (133211) → A (x02220) → Dm (xx0231) → D# (x6888x)
Am (x02210) → Dm (xx0231) → Gm7 (3x333x) → C (x3555x)
※簡易TABは「6弦→1弦」の順番で記載。
ラスサビ(Key: F)
ラスサビでは、これまでのサビのコード進行と同様です。
F (133211) → A (x02220) → Dm (xx0231) → D# (x6888x)
Am (x02210) → Dm (xx0231) → Gm7 (3x333x) → C (x3555x) → B♭ (x1333x)
Am (x02210) → Dm (xx0231) → Gm7 (3x333x) → B♭m7 (6x666x)
※簡易TABは「6弦→1弦」の順番で記載。
アウトロ(Key: D)
アウトロは、イントロの後半と同じ演奏をした後、2,3弦のチョーキングを活用したフレーズとなります。
まとめ
Dizzy Trickster の解説は以上となります。
裏拍でのコードチェンジが多く、アルペジオがあったり、ギターソロのフレーズも早く、総合的に難易度が高い曲です。ギターにある程度慣れた人が上達するには最適な曲だと思いますので、是非チャレンジしてみてください!
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