今回は、UNISON SQUARE GARDENのシュプレヒコール〜世界が終わる前に〜のギター演奏・ポイントを解説します。曲の流れに沿って、一緒に練習していきましょう。
曲の基本情報
曲の練習を始める前に、基本情報をおさらいしましょう。
- BPM: 123
- Key: F (Capo: 1 表記で E)
- Capo: 1
- 難易度: 中級者~上級者向け
- 収録アルバム: Populus Populus (3rd Album)
【本編】シュプレヒコール〜世界が終わる前に〜 ギター解説
当サイトでは、著作権の都合上TABを直接掲載することができないため、スコア販売サイトPiascoreにてTABを販売する形でご提供しています。
各パートごとにTABのどこを参照すればよいか記載しておりますので、本ページとTABを突き合わせながらご覧ください。(小節左上の数字を記載しています。)
※なお、著作権について詳しくはこちらをご参照ください。
※コード進行はすべてCapo:1 表記です。
1番
Aメロ
Aメロのコード進行は下記の通りです。
EM7 (02114x) → AM7 (x02120)
G#m7(#5) (4×4400) → C#m7(9) (x4244x) → C#m7 (x4245x)
EM7 (02114x) → AM7 (x02120)
G#m7(#5) (4×4400) → C#m7 (x4245x) → B (x2444x)
※簡易TABは「6弦→1弦」の順番で記載。
かなり特殊なコードが登場しますので、順番に解説します。
EM7 (02114x) について
このコードは、2弦4フレットを押さえることで EM7 の 7th の音 (D#) を強調したものです。
とても指を開きますので、左手親指はバレーコードのようにネックの真裏で押さえることで指を開きやすくしましょう。
C#m7(9) (x4244x) → C#m7 (x4245x) について
このコード進行は、2弦を押さえている小指をそのまま横移動させてコードチェンジします。
特に、C#m7 (x4245x) はかなり指を開きますので、左手親指はバレーコードのようにネックの真裏で押さえることで指を開きやすくしましょう。
Bメロ
Bメロのコード進行は下記の通りです。
Aadd9 (x02200) → E (022100) → G#7 (4x454x)
C#m7 (x46454) → B (x2444x)
Aadd9 (x02200) → B7 (x21202)
※簡易TABは「6弦→1弦」の順番で記載。
曲全体を通してですが、コードストロークが速いため、右手首の力を抜いたうえで、優しく素早く降りぬくように意識しましょう。
サビ
サビのコード進行は下記の通りです。Aメロで使用したコードも頻繁に使います。
EM7 (02114x) → AM7 (x02120)
G#m7(#5) (4×4400) → C#m7(9) (x4244x) → C#m7 (x4245x)
F#m7(11) (2×2200) → G#m7(#5) (4×4400) → A (x02220) → B (x2444x)
EM7 (02114x) → AM7 (x02120)
G#m7(#5) (4×4400) → C#m7(9) (x4244x) → C#m7 (x4245x)
F#m7(11) (2×2200) → G#m7(#5) (4×4400) → A (x02220)
B (x2444x) → Cdim (x3454x)
C#m7 (x46454) → B (x2444x) → Aadd9 (x02200) → G#m7(#5) (4×4400)
F#m7(11) (2×2200) → B7 (x21202)
※簡易TABは「6弦→1弦」の順番で記載。
間奏
1番サビ後のギターリフはTABの通りです。
フレーズ自体はシンプルですが、リズムがやや難しいので、あらかじめスローテンポでリフを弾きつつリズムをしっかり掴んでおきましょう。
※詳細はTABをご参照ください。
2番
Aメロ
2番のAメロはボーカルのみで、ギターは何も演奏しません。
Bメロ
1番と同様のコード進行です。なお、最後が1小節短くなっています。
サビ
2番サビは下記のコード進行を2回繰り返します。
1番と進行は概ね同様ですが、尺が短くなっており、このあとアルペジオに続きます。
EM7 (02114x) → AM7 (x02120)
G#m7(#5) (4×4400) → C#m7(9) (x4244x) → C#m7 (x4245x)
F#m7(11) (2×2200) → G#m7(#5) (4×4400) → A (x02220) → B (x2444x)
※簡易TABは「6弦→1弦」の順番で記載。
Cメロ
Cメロの前半はハイフレットでのアルペジオとなります。
※詳細はTABをご参照ください。
2番サビまではローフレットでコード弾きだったので、ポジションを変える際にフレットを間違えないように注意しましょう。
その後、下記のコード進行となります。
(※アルペジオ) → Aadd9 (x02200)
G#m7(#5) (4×4400) → Aadd9 (x02200) → B7 (x21202) → C#m7 (x46454)
B (x2444x) → Cdim (x3454x) → C#m7 (x46454) → D (x5777x)
Aadd9 (x02200) → B7 (x21202)
※簡易TABは「6弦→1弦」の順番で記載。
3番
Aメロ
3番Aメロでは、これまでのAメロと概ね同様のコード進行です。
EM7 (02114x) → AM7 (x02120)
G#m7(#5) (4×4400) → C#m7(9) (x4244x) → C#m7 (x4245x)
EM7 (02114x) → AM7 (x02120)
G#m7(#5) (4×4400) → C#m7 (x4245x) → B (x2444x)
(※ここまで3回繰り返す)
Aadd9 (x02200) → B7 (x21202)
※簡易TABは「6弦→1弦」の順番で記載。
ラスサビ
ラスサビのコード進行は、下記の通りです。
EM7 (02114x) → AM7 (x02120)
G#m7(#5) (4×4400) → C#m7(9) (x4244x) → C#m7 (x4245x)
F#m7(11) (2×2200) → G#m7(#5) (4×4400) → A (x02220) → B (x2444x)
(※ここまで3回繰り返す)
EM7 (02114x) → AM7 (x02120)
G#m7(#5) (4×4400) → C#m7(9) (x4244x) → C#m7 (x4245x)(※)
F#m7(11) (2×2200) → G#m7(#5) (4×4400) → A (x02220)
B (x2444x) → Cdim (x3454x)
※簡易TABは「6弦→1弦」の順番で記載。
これまでのサビとの違いがありますので、下記のポイントを意識しましょう。
- 冒頭1拍目はブレイクし、2拍目からスタートする
- 尺がこれまでのサビの2倍となる
- (※)の部分は下記のようにストロークパターンがやや異なる
その後、下記の進行に移ります。
冒頭にブレイクが1拍分追加されていますので、リズムに注意しましょう。
C#m7 (x46454) → B (x2444x) → Aadd9 (x02200) → G#m7(#5) (4×4400)
F#m7(11) (2×2200) → B (x2444x) → Cdim (x3454x)
C#m (x46654) → C#mM7 (x46554) → C#m7 (x46454) → F#7 (2x232x)
Aadd9 (x02200) → B7 (x21202)
※簡易TABは「6弦→1弦」の順番で記載。
赤マーカー部分のコード進行は、Cメロやサビで頻出のコード進行で、構成音が1音ずつ下がるクリシェ進行の代表例です。(クロスハート1号線、ライドオンタイム、デイライ協奏楽団、お人好しカメレオン etc…)
アウトロ
アウトロのコード進行は下記の通りです。
EM7 (02114x) → AM7 (x02120)
G#m7(#5) (4×4400) → C#m7(9) (x4244x) → C#m7 (x4245x)
(※ここまで6回繰り返す)
Aadd9 (x02200) → B (x2444x) → Cdim (x3454x) → C#m7 (x46454)
F#m7(11) (2×2200) → G#m7(#5) (4×4400) → Aadd9 (x02200) → B7 (x21202)
EM7 (02114x)
※簡易TABは「6弦→1弦」の順番で記載。
同じコード進行をずっと繰り返しますので、左手が疲れないように練習を積み重ねて、体でコードを覚えてしまいましょう。
まとめ
シュプレヒコール〜世界が終わる前に〜の解説は以上となります。
コード弾きがメインですが、指を開くコードが多くが登場したり、ストロークが速かったり、難易度は比較的高めです。特にコードフォームについては、コツコツ練習していけば、徐々に弾けるようになりますので、焦らず無理のない範囲で練習していきましょう。
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