今回は、UNISON SQUARE GARDENのシャンデリア・ワルツのギター演奏・ポイントを解説します。曲の流れに沿って、一緒に練習していきましょう。
曲の基本情報
曲の練習を始める前に、基本情報をおさらいしましょう。
- BPM: 121
- Key: F#
- Capo: なし
- 難易度: 中級者~上級者向け
- 収録アルバム: CIDER ROAD (4th Album)、DUGOUT ACCIDENT (Best Album)
【本編】シャンデリア・ワルツ ギター解説
当サイトでは、著作権の都合上TABを直接掲載することができないため、スコア販売サイトPiascoreにてTABを販売する形でご提供しています。
本ページとTABを突き合わせながらご覧ください。
※なお、著作権について詳しくはこちらをご参照ください。
イントロ
前半
イントロの前半は下記のコード進行となります。この曲の基本進行となります。
F# (244322) → E (022100) → B (x2444x)
D (x5777x) → E (x7999x)
※簡易TABは「6弦→1弦」の順番で記載。
なお、リズムパターンは下記のTABをご参照ください。
裏拍のタイミングでのブラッシングやアップストロークをしっかり行えるようにしましょう。
※詳細はTABをご参照ください。
最後のコード進行は、Key: F# のダイアトニックコード(本来使うべきコード)ではありません。
ですが、同主調(ルート音が同じ、今回の場合は Key: F#m のコード)を使用することで、曲の終わりに突き進んでいる感じを演出でき、最後の F# に気持ちよく着地することができます。(これをモーダルインターチェンジと言います。)
この用法については、ユニゾンの他の曲(桜のあと、アトラクションがはじまる、like coffeeのおまじない、ライドオンタイムなど)でも使われていますので、覚えておきましょう。
後半
イントロの後半は、下記のTABのようなリードフレーズとなります。
フレット移動が多いため、スライドなどを活用して音のつながりが滑らかになるようにしましょう。
※詳細はTABをご参照ください。
1番
Aメロ
Aメロはアルペジオが中心です。TABとコード進行は以下の通りです。
※詳細はTABをご参照ください。
F# (244322) → C# (x46664) → C#m7 (x46454) → D#m7 (x68676)
B (x24442) → Bm7 (x24232)
B♭m7 (x13121) → D#m7 (x68676) → G#m (466444) → C# (x46664)
F# (244322) → C# (x46664) → C#m7 (x46454) → D#m7 (x68676)
B (x24442) → Bm7 (x24232)
B♭m7 (x13121) → D#m7 (x68676) → B (x24442) → C# (x46664)
F# (244322) → F7 (xxx656)
※簡易TABは「6弦→1弦」の順番で記載。
曲全体を通してですが、バレーコードが多いため左手の親指が疲れやすい曲となっています。筋力を鍛えることも大事ですが、適度に省略コードに置き換えるなど工夫して演奏しましょう。
Bメロ
Bメロのコード進行は以下の通りです。
B♭m7 (x13121) → B (x24442) → B♭m7 (x13121) → D#m7 (x68676)
B♭m7 (x13121) → B (x24442)
C# (x46664) → B♭m (688666) → D#m7 (x68676)
G#m (466444) → Bm7 (x24232) → C# (x46664)
※簡易TABは「6弦→1弦」の順番で記載。
サビ
サビのコード進行は以下の通りです。裏拍でのコードチェンジが非常に多いです。
F# (244322) → B♭m7 (x13121)
B (x24442) → C# (x46664) → B♭m (688666) → D#m7 (x68676)
C# (x46664) → B (x24442) → B♭m7 (x13121) → D#m7 (x68676)
G#m (466444) → C# (x46664)
F# (244322) → B♭m7 (x13121)
B (x24442) → C# (x46664) → B♭m (688666) → D#m7 (x68676)
G#m (466444) → F (133211) → B♭m7 (x13121) → D#m7 (x68676)
B (x24442) → D (x5777x) → E (x7999x)
※簡易TABは「6弦→1弦」の順番で記載。
間奏(1番サビ後)
1番サビ後の間奏は、イントロと概ね同様のコード進行です。
※詳細はTABをご参照ください。
F# (244322) → E (022100) → B (x2444x)
D (x5777x) → E (x7999x)
F# (244322) → E (022100) → B (x2444x) → C# (x46664)
※簡易TABは「6弦→1弦」の順番で記載。
2番
Aメロ
1番と同様のアルペジオとなります。なお、最後の和音が1番と若干異なります。
※詳細はTABをご参照ください。
Bメロ
1番と概ね同様です。
サビ
1番と同様です。
Cメロ
2番サビ後のCメロは、イントロと同じ進行です。
歌いながらミュートをする難易度が非常に高いです。ミュートの際は右手も上手に活用してしっかり音を止めるようにしましょう。
F# (244322) → E (022100) → B (x2444x)
D (x5777x) → E (x7999x)
※簡易TABは「6弦→1弦」の順番で記載。
※詳細はTABをご参照ください。
ギターソロ
ギターソロのTABは下記の通りです。
テンポがかなり速いですので、慌てず丁寧に練習してマスターしましょう。
※詳細はTABをご参照ください。
3番
落ちサビ
落ちサビは、サビの前半のコード進行と概ね同様です。
一部、つなぎとして Ddim7 (x56464) が入っています。
F# (244322) → B♭m7 (x13121)
B (x24442) → C# (x46664) → B♭m (688666) → D#m7 (x68676)
C# (x46664) → B (x24442) → B♭m7 (x13121) → Ddim7 (x56464) → D#m7 (x68676)
G#m (466444) → C# (x46664)
※簡易TABは「6弦→1弦」の順番で記載。
ラスサビ
ラスサビは、サビの後半のコード進行と同様です。
F# (244322) → B♭m7 (x13121)
B (x24442) → C# (x46664) → B♭m (688666) → D#m7 (x68676)
G#m (466444) → F (133211) → B♭m7 (x13121) → D#m7 (x68676)
B (x24442) → D (x5777x) → E (x7999x) → F# (244322)
G#m (466444) → F (133211) → B♭m7 (x13121) → D#m7 (x68676)
B (x24442) → D (x5777x) → E (x7999x) → F# (244322)
※簡易TABは「6弦→1弦」の順番で記載。
アウトロ
アウトロはイントロと似たフレーズとなっています。
和音の部分は弾き間違えやすいのでしっかり暗記するようにしましょう。
※詳細はTABをご参照ください。
まとめ
シャンデリア・ワルツの解説は以上となります。
BPM自体は遅めなのですが、イントロやサビなどはテンポがかなり速いです。慌ててミスをしないように、一つひとつのフレーズをゆっくり確実にマスターしていきましょう。
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